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今年もこの季節が来た。
夏の大輪。
祭り、祭りばやし。
ハレとケの境目を感じられる瞬間。

青空が黒色に染まり、艶やかな火花が人々を魅了する。
ああ、何度見ても飽きないのは、
常に真剣勝負だからなのだろうか。
まるで一生を見ているようだ。

わたしは、あの時みたいに泣けるだろうか。
わたしは、この花火を愛せるだろうか。

目を閉じて、音と2人きりになってみる。
「どーん」
目を開けると私はしっかり、ここにいた。

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【今日のコトバ】

紙に書かず、心に書きとどむべし。
by アンティステネス 「断片」